【ADSL】WiMAXにおける専門用語辞典
【ADSL】
ADSL（エーディーエスエル）はAsymmetric Digital Subscriber Line（非対称デジタル加入者線）の略称です。
ブロードバンド回線の一つで、固定電話の回線を利用してインターネット接続を行う手法を言います。
通信にはｘDSLという、高周波数帯通信技術のほか一般の加入電話の電話線が用いられるので手間や新しい設備が必要ありません。
ADSLではAsymmetric（非対称）の言葉通り、通信が行われる方向によって通信速度に差が生じます。
例えば、電話局→ユーザー方向の通信（ダウンリンク）では1.5〜50Mbps程度、
ユーザー→電話局方向の通信（アップリンク）では0.5〜12Mbps程度の通信速度となっています。
ダウンリンクは「ダウンロード」に、アップリンクは「アップロード」に相当するものですが、
一般的に家庭でのインターネット利用の主な目的はWebへのアクセスであることが多いため
ダウンリンクの速度をアップリンクよりも高速にしてデータ通信をより快適にしているのです。
ADSLは始めアメリカで普及し出しましたが、日本の電話回線を管理するNTTとの交渉が長引いたため、日本での実用化が遅れたという背景があります。
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